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※東方
※現代入り
※百合
了承できる方は追記へどうぞ
ちなみにマリアリですわ、すわすわ

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・藤堂茉莉 女  6/13生

首辺りまでのショートカット。背は中の上くらい。すげー美人。
女らしい話し方をする。そのくせして「女子と良好な関係を築くのは多大な労力を用いる為に好きではない」らしい。
温厚な性格。だけど肝心な時に(というか常に)どうでもいいことを考えているなど結構呑気。危機感が薄い?
見た目不相応に漫画・ゲームが好き。
読書も好き。全体的にミステリが好きらしいけど何でも読む。椎名と趣味が合う。
文系+美術と音楽が得意。他は中の上くらい。
甘党で辛いものが大っきらい。
記憶力と観察力が非常にいい。探偵気質。人知れずナゾトキしてたりする。
心霊関係は非常に平気。幽霊は一度お目にかかりたいとすら思ってる。怖いもの知らず。
絵が上手だけど描くのはあんまり好きじゃない。
ちょっとヒッキー。

・椎名睦実 男  4/24生

身長が高い。容姿はそこそこだけど目つきがとても悪い。なのでよく睨まれてると思われる。
暗くはないけれどちょっと人見知りの気がある上目つきが悪いのでよく怖い人と誤解される。本当は優しく紳士的で「お父さん」みたいな感じ。
意外とシャイ。照れると照れ隠しに怒る。被害にあうのはいつもきまって日向。本人曰く「女には手出さない」。
あんまり感情を表に出さない、というか出すのが苦手らしい。内心素直な茉莉と日向が羨ましい。
読書好き。芥川龍之介あたりの文学が好きらしい。茉莉と趣味が合う。
名前で呼ばれるのが嫌い。非常に嫌い。呼ぶと嫌われる。
達筆。もしかすると茉莉より字が綺麗かも知れない。代りに絵が下手。
成績は基本全部優秀だけど上記のことから美術が苦手。
三人の中で口喧嘩したら一番強いのは確実にこいつ。とにかく口が達者。あと迫力もある。
勘が鋭い。直感で動くことも多々ある。
なんでか知らないけど年上に好かれる人。
猫舌。

・金森日向 男  8/30生

背は茉莉より少し高いくらいで顔は普通。
人見知りやヒッキーな二人に比べて大分社交的。友人いっぱい。でも椎名と茉莉が好き(それぞれ別の意味で)なので二人と一緒にいる。
鳥頭な上に何も考えないで行動するおバカさん。でもここぞの時の行動は驚かされる。
社交的な上におもしろいやつなので女子からモテる。でも本人は目もくれない。茉莉一筋。
活字嫌悪症で本なんて漫画しか読まないのでたびたび茉莉と椎名の話題についていけなくなる。
サッカー部だけどスポーツはほぼ全般得意。
純情少年。茉莉と何かあっては椎名にのろけてウザがられる。
成績は全体的に悪い。
発想が非常にユニーク。


この三人は非常にお気に入りなのでちょくちょくこいつらでお話を描くかも。
というわけで一応メモメモ。

Romantic Old Dream 
(古い夢、記憶は、まるでロマンティックで。)

 夢を見ているみたいだね、ともういない貴方に囁いた。
 1ページ、また1ページと、絵本のようにページをめくる。
 貴方が遺した手記を、日記を。

 もう大分と、時が経っていた。どのくらい経ったかなんて覚えていないほどの、時の流れ。
 その中で貴方は消え、私はひとりのこされる。
 仕方がない。だって仕方がない。
 貴方と私の違いだもの、これが。だから今はもう、悲しくなんてないのよ?
 
 時々思い出に浸るけど、その思い出も、もう色あせてざらつきはじめていた。
 貴方と過ごした日々の細やかな記憶はもうなくなりかけている。
 でも私はきっと忘れない。
 貴方の笑顔も貴方と過ごした夢みたいな日々も。きっと忘れないの。忘れることなんてできないの。

 だってあなたが大切だったもの。

 ふと脳裏で懐かしい歌が響く。
 これは、確か貴方が好きだった歌ね。
 瞳を閉じて歌を頭の中に響かせる。そうすると、思い出が鮮やかな色彩を伴って流れ始めた。
 まるでこの歌は付箋みたいね。
 貴方と過ごした時間を思い出させる、素敵な付箋。

 色々と、思いだした。例えば貴方の口癖とか。
 男勝りな性格で、少しだけ粗野で、口癖も、男の子みたいだった。
 
 貴方の残した日記をまためくる。
 紙の端をなぞって出来た傷を指でなぞりながら、呟いた。

 「――会いたい」

 だけどもう、不可能で。

 巡りあってからたくさんの年月を経て、たくさんの出来事が重なって。
 お互いを分かりあっているようで分かりあえていない、そんな関係になっていた。
 今更素直になることなんて、互いにちょっとした照れと恥ずかしさがあってできなくなっていた。

 だから私はずっと、言えなかった。

 ある日突然訪れた幸運にも素直になれなくて、“平常”という名の仮面をかぶってごまかした。
 いつもみたいに。
 いつもそうだから、いつまでも素直な気持ちなんて言えなくて。
 失ってから初めて気づいた、なんてわけではないけれど、失ってその気持ちを、存在の大切さを改めて実感した。
 
 でもね、

 それでも素直になろうとはしたの。
 貴方が困っている時、言葉や態度とは裏腹に、素直に手を差し伸べた。
 貴方は笑って私と同じように言葉や態度と裏腹に素直に手を取って。
 互いに同じような気持ちだったから。
 だから、それでも幸せだった。

 いつか言える。好きなのよ、なんて。
 もう言えないから。もう言えないから。
 夢でもいいの。
 それが夢でも、

 夢を見ているみたいだね、ともういない貴方に囁いた。
 1ページ、また1ページと、絵本のようにページをめくる。
 貴方が遺した手記を、日記を。

 (○○へ

  お前に言いたいことがある。

  愛しても、大好きでもなかったけど、

 

  今まで出会った奴の中で、一番、好きだった。)
 

 一体、どうして私は素直になれないのだろう。
 いつもいつもいつもいつも。
 馬鹿みたい。
 こんなにも好きなのに。
 好きになればなるほど、心は氷みたいに固まって、言いたいことが言えなくなる。
 だからずーっと、言いだせないままここにある。
 
 「ね、ねぇ」
 「ん? 何?」
 「・・・・・・あ、いや、なんでも、ない・・・・・・」

 言おうとしても、あの優しい微笑みを見ると、どうしても言えなくなる。
 どうしてなんだろう。誰か教えて。
 もうこれ以上、強がらなくてもいいように。
 わがままばっかり言って、思ってもない事言っちゃわないように。

 本当は、だいすきって言いたい。
 本当は、てをつないでって言いたい。
 本当は、だきしめてって言いたい。
 なのに固まった心が邪魔をして、言えなくなってしまう。
 だから。
 だから、その白い吐息で、この氷溶かして。



 (伝えられなくて一人でまた、やっぱり泣きそうになる)

時計が鳴った。
一度目、月の日。


望む。望んで、世に出てみる。
けれど世は汚すぎて。
純潔だけを求める私には、汚すぎて。



時計が鳴った。
二度目、火の日。


私は、このままでいいのだろうか。
私は、このままで大丈夫なのだろうか。
不安だった。
不安、不安、不安、不安。
不安という圧力で、壊れそうだった。



時計が鳴った。
三度目、水の日。


どうしてどうしてどうしてどうして。
理由理由理由理由?
わからないわからないわからないわからない。
ねぇねぇねぇねぇねぇ。
どうして、私はここに居るの?



時計が鳴った。
四度目、木の日。


貴方は誰?
あの人は誰?
この子は誰?
みんな、誰?
私は?
私は、誰?



時計が鳴った。
五度目、金の日。


運命は、残酷で。
運命は、変えられない。
変えられない?
違う、変えれる。
それだけの、意志があれば――。



時計が鳴った。
六度目、土の日。


そうだそうだそうだ。
忘れていた。
私は忘れていた。
大切なことを。

私は、変えられる。



時計が鳴った。
七度目、陽の日。


私は大切なことに気づいた。
瞬間、世界が色を変えた。
歪んだ世界が、見る見るうちに、正しい姿へ戻っていく。


ああ、もう、終りなのね。




月火水木金土日終焉。

世界は貴方の望みの色になる。
世界は私を残したまま。
世界は今、終りが来る。



weekend clock ~週末に鳴る終末の時計~
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