いちいち、いちいち、くだらないことで気を沈める自分がいやだ。
バカみたい。
妬む権利も何も私には存在しないのに。
ああ、あの席が嫌だ。
嫉妬とか孤独とか感じちゃうから嫌い。嫌い。嫌すぎる。
寝て起きて気分がまた戻っても、結局は同じ。だって見ちゃうもの同じことを。
別にあの子もあの子も嫌いじゃないよ。でもさやっぱさ。
橋姫は嫉妬に狂って鬼になったんなら、私だってもうすぐ鬼になっちゃうんじゃないかしら。
寂しい。
寂しい私。
本当に助けてほしいときにやっぱりヒーローは現れない。
どうしていつもそうなんだろう。
助けてほしいよ。大丈夫って言ってほしいよ。
なんて、それさえもわがままなのかしら。
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