忍者ブログ
  • /04 «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • » /06
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

勘違いをしそうな「自分」に、「私」はまた言い聞かせる。

“いいか「自分」、気は確かか「自分」、それは錯覚なのだ。正真正銘、錯覚なのだ。
だってそうだろう。都合がよすぎるのだ。
そもそも、「自分」の勘違いという可能性も十二分にあり得るのだぞ。それなのに、そうだったら、ただただ恥ずかしいだけだろう。
だから錯覚に騙されるな。もう一度己の気持ちを思い知れ。”

しかし、「自分」は反論する。

“でも、しょっちゅうあいつが脳裏にちらつくんだよ。しょっちゅうしょっちゅうあいつを思い出すんだよ。
確かに勘違いかもしれない。錯覚かもしれない。ただただ舞い上がっているだけかもしれない。
でもじゃあこの気持ちはなんだ?
この得体のしれない気持ちはなんだというのだ?”

“だからそれが錯覚なんだ。いい加減分かれ。
そもそも、「自分」は恋愛感情など過去に置いてきたのではなかったのか!”

“それは、そうだけど。
でも取り戻せるということもあるかもしれない!”

“なんとまあ、ご都合主義なこった。そんなんだからお前は毎度毎度苦労しているんじゃないのか。
事実、お前はそれで嫌な思いをしていただろう。お前はその事実を忘れたのか?”

“忘れたわけじゃない。なにせ現在進行形といっても過言ではないんだからな。
でも、でも、じゃあ「私」は二度とそういう感情を抱かないというのか?そんなことはないだろう?
取り戻せる日だって、来てもいいんじゃないか?”

“――――ッ、しかし、・・・・・・。
・・・・・・もういい。知らん。
とにかく、「私」が言いたいことはただひとつ、それは錯覚で合って本心でない、ということだけだ。
肝に銘じておけ。”
PR
<< そうね。 * HOME * シチサン >>

管理者にだけ表示を許可する
この記事のトラックバックURL

BACK * HOME * NEXT
BrownBetty 
忍者ブログ [PR]